2020年7月4日土曜日

選択できる、ということが大事

大阪市、給付金来ないね。
5月の収入が落ちたから
6月には手元に欲しかった。
(割と切実に)

あてにしていたのだが。
ないものはしょうがない。
必要最小限の生活をする、
という選択になるね。

お金がない
というのは、切実ではあるけれど
必要最低限生活するためのお金はなんとかある。
そんな状況。

必要最低限、ということは
選べない、選択の幅がないということだ。

ちょっと話しは飛ぶけれど
4年前、妊娠が発覚した時が
一番お金のない時だった。
自分の事業より大切なものと出会ってしまった
と思っていた結果だった。

その頃、事業がおざなりになって
貯蓄を潰していくようなことになっていた。
(クライアントとは真剣に向き合ってたよ!
 ただ広報とか事業につながる導線をひく活動をしなくなってた。
 先細りしてく状況ね。)

大切なもの。
それは残念ながら自分がそう思っていただけだった。
妊娠と同時に別れて
一人で産むことになった。

その辺りの諸々は省略するけれど
(いつか違う形で書くと思う)
なにを書きたいかというと
とにかくお金がなかった。
ということを書きたいのだ。
そんな生活を経験したということね。
恐かったよ、正直。

出産までの間、企業へのお勤めに出て
生活できるレベルにはなっていたものの貯蓄は一切なく、
出産後働けない期間の生活をどうしたらよいか?
それはそれは、それはそれは切実な状況だった。

生まれてくる子どものための
産着からロンパース、靴下、おくるみ
ありとあらゆるものは出産前に
事業仲間の友人が調達してくれた。
新しく自分で買ったものは新生児用のおむつと哺乳瓶のみといった感じ。

「出産一時金」で出産費用(入院費・出産費等)が賄えるように
入院先も最初にかかった産婦人科医院で公立病院を紹介してもらった。
が、陣痛前に破水したため出産日より前の入院となった。
入院期間が延びた分の金額が会計時にわかって青くなるという。
出産祝いを持って駆けつけてくれたお世話になっている心理学の先生や
友人たちの出産祝いの封を病院の会計窓口で切るという
誠に情けない状況にため息しか出なかった。

一人暮らしをしていた部屋で
小さな小さな可愛い女の子と過ごし始めた。
両親もおらず、弟が継いでいる実家も遠く頼るのは、友人たち。
起業家の仲間たちが出産祝いとして集めてくれたお金で
産褥期の1ヶ月の間の食事を手配してくれていた。
身体に美味しいごはんがクール宅急便で届くという
ほんとにほんとにありがたいサポートをしてもらった。
(その時、美味しい食事を作ってくれていたのは
中山日さえさん(台所アルのご店主)
不安の中でも美味しいご飯を食べてた。)
食べるものがある、というのはものすごい安心感なのだ。



今も感謝しかない。
ほんとにありがたかった。
この仲間たちのサポートがなかったらと考えると
ほんとにゾッとする。

とにかく選択の幅、なんてものはなかった。
選択はしているけど
「買えるか?買えないか?これを買ったら明日から生活できるか?」の選択だ。

出産手当金と友人・知人からの出産祝いで
なんとか8か月間を乗り切って仕事に復帰した。
9月に出産して4月に職場復帰。

個人の事業をする気力も時間もなかった。
出勤してきちんと仕事をすればお給料が出る
というお勤め仕事が精神的にも肉体的にも楽だった。
時短勤務だから貰える金額も多くはない。
それでもなんとか生活はしている。

それから間もなく4年が経つ。
個人の事業も昨年末から再開した。
少しずつだけれど自分の望みに向かって
行動がとれるようになってきている。
これからどうするのか?だ。

お金がない、というのは切実だ。
家賃が払えない、明日のお米がない
電気が止まる、ガスが止まる
ありとあらゆる支払いができない。
お金がないのは恐怖でしかない。

必要最低限の生活ができるお金があれば
なんとかなる。生きていける。
が、好きなものは選べない。のだ。

ものを選べるというのは
めちゃくちゃ幸せなことである。

とはいえ、「あれがほしい!これがほしい!」と
欲があるか?と聞かれれば
「そんなことないなぁ」と思うのだ。
なんか矛盾しているけど。

まぁ、我慢してないか?といえばうそになる。
いい靴が欲しい。
とか、収納棚が欲しい。とか
そうのは、ある。
でも生活に満足していないか?と聞かれれば
「満足はしている」と答えるなぁ。

お金があれば、あれこれ選択肢が増える。
自分の選びたいものが選べる、というのは幸せだけど
贅沢したい、というのとはまた違うんだな。
と貧乏生活をしながらも思う。
たぶん、自分に必要なものを自分が認識しているからだ。

お金がないなりに
自分の選んだ生活をしている
そういうことなんだと思う。

とにかく「選択できる状況に自分をおく」
をいうのが大事なんだな。

選択の幅をもつために何をするか?
勉強することもそうだし
仕事をすることもそうだし
選べる状況を作ることが大事だと思う。

上をみてもきりがなし
下をみてもきりがなし。

自分が求めるものがなんなのか?
自分の望みはなんなのか?
知っている上で、それを選択することができるように
行動していく。

そういうことなんだと思う。


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