2014年6月25日水曜日

"考える"と”行動”する

今日のテーマは、「“考える行動する 」です。

事業をマネジメントしていく時には
この「考える」と「行動する」も
マネジメントの大切な要素の一つです。

「考える」ことは、得意ですか?
「行動する」ことは、得意ですか?

今日、ここでいう「考える」は「思考力」のことを言います。
物事を考える力、問いや疑問を立てて、仮説を立てるなどの力です。

世の中には、考えることに長けている人(思考力が抜群に高い人)もいますが、
それは、ごくごくわずかな人達です。

思考力の高い人というのは、
机に座り、頭の中だけで「あれがこうなったらどうなるか?・・・」
問いを立て、シミュレーションし、展開を読んでいく。
そして決断して、必要最小限の行動で結果を出していく。
そんな人のことです。

決して「悩み多き、考えるだけの人」のことではありません。
悩み多き、考えるだけの人は「結果」が出ない人です。
行動の前の状態でウジャウジャしている間に
ことが終わっている(機会を逃す)という残念な状態になりがちです。

また、逆に思考が無く、やみくもに「行動ばかりしている人」も
結果がでない残念な状態になりがちです。
目の前にあることを、その時その都度判断して処理していく。
そういうパターンで行動していると
おいしそうな状況や状態が現れると
自分の意図や目的を考えて行動していないがために
なんでもかんでも飛びついてしまう。
ムダなことをしてしまう残念な状態になってしまう。

ひたすら行動だけをしていて、それで結果が出ている人というのも
特別な人なんです。
そういう人は、恐ろしいぐらいの「勘」が発達している。
幼いころから良い経験を沢山つんできて
脳の反射が的確だということでしょう。

行動することをトレーニングしてきた私には
計り知れない世界です()

とにかく思考も行動も特別でない普通の人であれば
「行動する」と「考える」を上手く組み合わせてやっていくことが大切。
バランスをとるという意味ではなくて
上手く組み合わせるということですよ。

「考える」も「行動する」も能力(スキル)です。
今までの生活環境などで
得意不得意、能力の高低はありますが
能力(スキル)は、きちんと方法を学び、
かつトレーニングを重ねることで伸びます。

思考と行動を自分でしっかり検証することで
経験の質が上がります。
経験の質が上がることで結果にも変化が表れてきます。

「考える」が「考えるだけ」になっていないか
「行動する」が「行動するだけ」になっていないか
チェックしてみるといいですね。